先日訳あってゼンハイザーHD650というヘッドフォンを頂きました。
開放型のモニターらしいフラットな音で、レコーディング業界で使用している人はたまに見かけます。
しかし困ったことにイヤーパッドがぼろぼろ。
しかも付けてると謎の痒みに耳が襲われる…!
というわけでYAXIのイヤーパッドを買ってみました。
たまたまAmazonでセールをやっていてい4000円くらいで買えました。
■交換方法
元からついていたイヤーパッドを外すのは簡単なのですがYAXIをつけるのは少しコツが要ります。
説明書が付属しないので困っていたのですが、公式がYoutubeに付け方の動画を上げていました。↓
要はイヤーパッドをガシガシ押し込んで接続部のプラスチックの部分をハウジングに押し込む感じです。
■音質について
HD650をいただいて2日でYAXIに交換したので元の音をあまり覚えていないのですが、
モニターらしい音から観賞用のヘッドフォン寄りの音に変化したように感じました。
具体的には低域から中域が増したような印象です。しかし高域が埋もれるほどではなく、アタック音にパワー感が付与されたようなとても好きな音になりました。
そもそもHD650がとても素晴らしい再生能力を持っているのでその点についても下記から記述していきます。
〜以下、YAXIを付けたHD650の音質についての感想を書き記します。〜
HD650はアタックの表現が非常に正確に感じます。
エレキベースをピックで弾いたときの弦がブルっと震えるあのアタック音と低い胴鳴りの音のバランスが◎です。演奏のシーンがイメージしやすいので聴いていてとてもテンションが上がります。
■普段使用している再生機器との比較
・「ADAM A7X」
スピーカーと比較するのもアレなんですが、ADAMのA7Xはアタック音と胴なりの音が少し分離されすぎてしまう印象ですが、HD650はそこの塩梅が良くできています。
・「AKG K701」
最近はMixするときはずっとAKGのK701を使用しています。
701もアタックへの反応は速いのですが、解像度がそこまで高くは無いのか、ネガティブな言い方をすると少しカシャカシャした、ほんとに若干ですが細かい位相にダイヤフラムが付いていけていないような印象を受けます。
その点HD650は忠実に位相に反応しているような印象です。
■見た目
HD650は左右がパッとは分からないのでこの大きく書かれたLとRの文字は使い勝手が良いですね。
ただダイヤフラムの目の前にこんなプリントして音に影響が無いのかが少し気になります。笑
YAXYのイヤーパッドは合皮のような質感で高級感があります。
HD650はApollo Twin mk2や最近のMacとカラーが同じスペースグレーなのが好きです。統一感最高です。