Protoolsと4Kディスプレイの話

 

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今年のブラックフライデーはアマゾンで4K 32インチ<BENQ EW32710U>のディスプレイを購入しました。Youtubeの綺麗さに感動しつつ、設定をいじくり回し自分の作業のしやすい設定を探しつつEditなんかをしておりました。

 

しかし、使用してわずか半日…

目がすっげえ疲れる…

レコーディングエンジニアの仕事って一般的に考えたらやばいくらい作業時間長いじゃないですか。だから10時間とかディスプレイは普通に見れて欲しいんですが、今回購入した4Kディスプレイは1hくらいで目の奥がズキンズキンしてきてしまう。。。

 

ブルーライト軽減モードにはしてますし、画面の明るさも下げているんですが、耐えられない。

 

Edit作業だるいな、という以前に画面見たく無いな、、というストレスを感じてきてしまい、

 

あ、これは僕には合わん。」ということで返品してしまいました。(Amazonさんごめんなさい。)

 

※単純に映像の美しさで言えば最高のディスプレイでした。Youtubeで4Kの渋谷の動画なんかを見るとガチでその場にいるような没入感があり最高です。

 

 

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↑結局元のEIZO FlexScanEV2451(24インチFHD)戻してしまいました。

 

今回初めてEIZO以外のディスプレイに切り替えて思いましたが、

EIZOのディスプレイってすごいんだな、と改めて。

 

EIZOを使用していて目が疲れることってほとんどなくて、気づいてなかったのですが、長時間ディスプレイを見るのってしんどいんだな、、という。

普段は業務で体力が消費される感じなのですが、BENQだと視覚的なストレスにリソースを持ってかれる感じというか、、

あとBENQはディスプレイ設定が変更しにくいです。

 

ちなみに今回4K32インチのディスプレイを購入した目的は作業領域の拡大、具体的にはEdit中にMelodyneを開きながら編集画面を確認したり、RXを出しっぱなしにしたり、歌詞カード開きながらツールス作業、とかいろいろな目的があったわけですが、iPadサイドカーモードが一番使い勝手が良いなという結論に至りました。

 

MacBook本体をサイドディスプレイとして活用する方が理にかなっているような気もしますが、なんとなくメインのディスプレイとMac本体のディスプレイが卓上に並んでいるのが見た目的に好きじゃなく。なのでEditしたいときとかサイドディスプレイが必要なときだけ、iPadを出す感じが自分はしっくり来ています。

 

もう一つ!Protoolsを使うにあたり4Kディスプレイの悪いところがあり、

 

波形拡大時に動作が重くなります。

これも返品の決断に至った理由の一つなのですが、繋ぎEdit時に波形を拡大して同じ位相のものを見つけクロスフェードさせる、という作業があるわけですが、その際に4Kディスプレイだと動きが「ぱっ、、ぱっ」といった感じにカクついてしまいます。割とこれは致命的です。

 

あとこれは慣れの問題ですが、FHD表示の時と比べトラック幅とかいろんなウィンドウが細かくなりすぎてしまい一瞬動作に迷いが出てしまうところも少しストレスでした。