概要
僕はApollo Twinを使って2年くらい経つのですがイマイチUADコンソールの使い方が分かりません。
しかし幸い職場でApolloユーザーの方が多いため色々教えてもらっているうちにVIRTUALトラックって死ぬほど便利やん!ってなったので今回その感動をお伝えできたらなと思います。(そんなの知ってるよ!って方はスルーしてあげて下さい…!)
背景
Apolloの売りと言えばDSPプラグインを使用したニアゼロレイテンシーのエフェクトだと思います。しかしこれを実現するにはUADコンソール上でUADプラグインを使用しなくてはなりません。DAW上に挿すと遅延は普通に起きてしまいます。自分の無知さに恥ずかしくなるのですがまずこの点を僕は知りませんでした涙
PurePlateを挿すと1088サンプルも遅延が生じ、録りchのVoトラックも足並みを揃えるために遅延補正で1088サンプル遅れます。
問題点
録音中、上述したレイテンシーを起こすわけにはいきません。そのためReverbをかけたいのならUADコンソールの音をモニターしなくてはなりません。
しかしUADコンソールのInputをモニターするとDAW側のRecトラックとモニターの音がダブってしまいます。(ダブってること気づかずにApollo使ってる友達もいました)
そのためゼロレイテンシーのReverbをかけたいのなら、DAW側のRecトラックはミュートし、録音中の音はUADコンソールの音をモニターして聴かなくてはなりません。
・・・しかしここでまた問題が起こるのですが、DAW側のRecトラックをミュートすると当然ですがパンチインができません。
パンチインは、Recボタンを押す前まではそのRecトラックの前回録音された音をモニターことができるためピンポイントな録音ができるわけですが、そのモニター音をミュートしてしまってはパンチインができません。
上記のことから、Apollo環境下ではReverbとパンチインの両立ができていませんでした。
解決方法
ではApollo環境下でReverbとパンチインを両立するにはどうすれば良いかと言うと、
VIRTUALトラックをRecトラックのモニターチャンネルとして使えば良い!
下記詳細です。
1.)UADコンソールのInputトラックはミュートします。
2.)DAW側のRecトラックのOutをUADコンソールの「VIRTUALトラック」にします。
3.)UADコンソール上でVIRTUALトラックからAUXトラックにセンドしAUXトラックにReverbプラグインを挿します(通常のReverbの立ち上げ方)
(この時VIRTUALトラックにEQやCompを挿してモニターの音を整えることもできます。)
方法は以上です。
要するに、インターフェースの音をダイレクトモニターせず、DAW上のRecトラックの返しだけをUADコンソール上に立ち上げています。
この使い方ってまさにバーチャルコンソールだなとなんか感動してしまったのですが、Reverbの立ち上げ方実機の卓と使い方似てますよね!(遠い記憶)